簡単で短い動物行動学の論文をダウンロードしてきてPDFのままPCで読み、「論文なんか読むんだぞ!すごいだろ!」というささやかな自己満足に浸る今日この頃。意外とコレが楽しい。
で、最近読んで面白かったのが「水場から離れた高山で見つかったアカハライモリの 形態や行動の特異性」というこれ。
内容を要約すると小さい頃から水場から離れた生活をしているイモリは陸棲に適した体を持っているというもの。具体的な差異には通常のアカハラに比べ四肢が全体的に太くなり前肢第3指が短くなったりやら、体からの粘膜がでにくいなどなど。面白いのがこれが遺伝的なものなのではなく小さい頃に育った環境によるものであるということ。
実はウチで飼育しているイモリの中でほとんどを陸で過ごすアカハラがいて前々からなんでなんだろうなぁなんて考えていることが多々あったのだけど、その個体もこの論文で言う「水場から離れた高山で見つかったアカハライモリ」なのかもしれないなぁなんて。
左側の個体がその例の個体、四肢の話は分かり難いのでとりあえず置いておくが前肢第3指が(他にも全体的に指の長さが)右の個体と比べると明らかに短いことが分る。
曰く、
アカハライモリでは,皮膚呼吸や水中移動に有利と考えられる尾や手足の表面積などが雄のほうが大きいことから(小林未発表),雌よりも雄のほうが水中活動により適合していると推察される。従って繁殖水場を離れての陸上移動も含めた長距離移動は雄よりも雌で行われやすい可能性がある。
ちなみに例の個体も雌であるからやっぱり・・・。
Farmacia On LineOn March 27, was to have featured the former IMF
返信削除head alongside eurozone chief Jean-Claude Juncker and ex-European
Central Bank boss Jean-Claude Trichet.
My page ... recommended site